睡眠と骨盤の関係
骨盤は季節によって、また一日の中でも、朝と夜などで微妙な「動きの違い」があります。
たとえば睡眠時では、最もゆるみ広がります。
体の力が脱力するからです。
そうして広がりきると、今度は縮む力が強くなります。
広がったり縮んだりを繰り返す・・・・・
これが骨盤のリズムなのです。
常にこういった動きができていると、体がリラックスできるのですが、そうでない方も多く見受けられます。
「何らかの形で不眠をかかえている」方が多く います。
原因のひとつとして、骨盤リズムのアンバランスが考えられます。
だれもが思い当たる 日常生活の 「クセ」
- いつも同じ足の組みかたをする
- いつも同じ片方に重心をかける
- 仕事で同一姿勢をとり続けることが多い
などが、骨盤に負担をかけ睡眠時の広がりや縮みの動きを小さくしてしまうのです。
動きが小さいということは 「硬い」 ということです。
この動きの少なさだけでも眠りが浅くなる十分な原因なのですが、さらに骨盤の動きが硬くなることで呼吸が浅くなってしまいます。
ダブルで、睡眠状況に影響することになります。
特に骨盤の一番上と腰椎5番(腰の一番下の骨)は、この部分に弾力があるかないかで、呼吸が浅いか深いかが決まるといってもいいくらいのポイントです。
弾力がなくなることで、
- 体がだるい、疲れが取れない などの症状をおこしてしまいます。
- 体内のリズムや環境の変化に応じて、自分でなんとか調整しようとする動き(自己回復)を じゃましてしまいます。
だからこそ骨盤を調整して、本来持っている「自分で整えようとする働き」を活発にすることが重要なのです。
僕が行っている骨盤調整は、その手伝いです。
本来の骨盤の動きを取り戻しましょう。
(井上陽司)