新型インフルエンザ
まず、当院が何かとご協力いただいている 鄭龍寿医師の見解を紹介いたします。２００９年５月２日に書かれたものです。
新型インフルエンザ（H1N1型）パンデミックを目前にして
『ウイルス感染に対する抵抗力は、バランスの取れた高い免疫力があって発揮されます。交感神経優位の高ストレス状態が続いていませんか？ウイルス感染には免疫細胞のリンパ球にしっかり働いてもらわなければなりませんが、免疫力を高める、免疫力を調整するには副交感神経の働きが重要です。いまさらながらですが、「早寝早起き、栄養、気分転換」が基本です。「手洗い、うがい、マスク」以前の問題です。免疫力が高ければインフルエンザを恐れることはありません。 』
当院の見解も、ほぼ上記と同様です。
現在、「ワクチン」のことが、連日ニュースになっています。
インフルエンザ感染を完全に防いでくれるわけではなく、もし罹患しても、症状が軽くすむだけということは、ご存知だと思います。
諸般の事情で免疫力が落ちている方や、乳幼児のように免疫力が不十分な状態では、投与の意味もあるでしょう。
一般に健康的な方は、もし罹患しても軽症で済んでいるようなので、ワクチン云々で必要以上に騒ぐのはどうかなと思います。
もし罹患した場合に、周囲に感染を広げないように注意をはかる方が良いでしょう。
予防に関しては、すでにご存知の方が多いでしょうから割愛しますが、インフルエンザをほぼ完全に防ぐといわれているマスクは、普通に呼吸するのも、かなり しんどい代物です。
普通のマスクでは、完全予防は不可能です。マスクに過大な期待を持たないようにしましょう。
当院の院内対策としては、
- スタッフの手洗いの徹底
- 患者さんが手を触れる部分の定期的な消毒
- 換気扇フル稼働による室内の換気
を行なっています。
密閉状態でのウイルス増殖を防ぐ為、室内の換気は結構、大事ですよ。
