ぎっくり腰をした時の応急処置
ぎっくり腰(急性腰痛症)とは、
何かの拍子に(重い物を持ち上げた、ふと腰をひねった等)、腰に激しい痛みが走り、動けなくなってしまう、「ねんざ」の状態です。
腰のどの部分が痛んでいるのかの鑑別診断は、われわれ専門家がしますので、応急処置として、まず以下のことを行ってください。
- 安静にする。
できるだけ腰を動かさないようにする。
腰が丸くなる姿勢(膝をかかえる姿勢で横向きに寝る「エビの姿勢」)が良いでしょう。
「ねんざ」はケガです。ケガをした時に動けば、症状が悪化するのは当然です。
ひたすら、じっと安静にしましょう。「さらし」や「腰痛ベルト」を腰に巻くのも良いでしょう。
- 冷やす
湿布薬では正しく冷すことはできません。必ず、アイシングして下さい。
冷すことで痛みをやわらげ、なおかつ、ケガの回復を早めることができます。
他には、
鎮痛剤の内服薬や座薬(医師の処方したものでも、市販のものでもどちらでも良い)を服用する。
医師に往診してもらって、痛み止めの注射を打ってもらう。
などの方法もありますが、あくまで痛みを止めるだけで、根本的に治ったわけではないことを理解しておいて下さい。
2,3日して動けるようになってきたら、本格的な治療の開始です。
「ぎっくり腰」は、腰の筋肉に慢性的な疲労がたまっていて引き起こされるのがほとんどです。
この疲労を取らない限り、2度3度とくり返して、クセになってしまうこともありますので、しっかり治すようにしましょう。
☆アイシングのやり方
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